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雅を解したい女子のおでかけ見聞録

「日本刀の華 備前刀」展に行ってきました(静嘉堂文庫美術館)審神者ver.

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静嘉堂文庫美術館(東京都)で開催中の
「日本刀の華 備前刀」展に行ってきました。

この展示を知ったのは、前回、國學院大学博物館での展示を見に行った時にチラシが置いてあったのがきっかけですね。

「日本刀の華 備前刀」
Bizen Swords ー The Flower of Japanese Swords
会期:2018年4月13(土)~6月2日(日)
休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
静嘉堂文庫美術館

備前刀の宝庫、と呼ばれるこちらの美術館のコレクションから、
備前刀30振ほどが展示されていて、とても見ごたえがありました。

中でも、今回85年ぶりに宮内庁から里帰りしたという
「太刀 銘 備前国長船光忠」が大きな見どころの一つでしょうか。
静嘉堂文庫美術館 | お知らせ

会場に入るやすぐのところに、惜しげもなく
この長銘の太刀が展示されていました。

うわぁ~すごい由緒正しい長船光忠だぁ…と見入ってしまいました。(やっぱり長船は格好いいなあ、光忠は格好いいなあw)

刀剣ではないですが、同時に展示されている
希少な器「曜変天目」もまた要チェックです。


以下、個人的な感想をつづります。

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↑まず、(鶴丸級にw)驚き感動したのが、受付で目録と一緒にくれる資料!
刀剣鑑賞のポイントが簡潔にまとまっています。

今回展示を見に来るにあたって、
あらかじめ少し知識を入れてきた(長谷部みたいにw)真面目な私でしたが、
いい意味でそんな必要はなかったとさえ言えます。。

展示エリアに入ってからも、
刀剣鑑賞のしかたについてのパネルがあったり、
展示されている刀剣一振り一振りに
見どころを記載したプレートが添えられているなど、
初心者にも優しい配慮がされていると感じました。

刀なんてよくわからないし…と思っている人にも、
はじめの一歩になりそうな、おすすめできる展示だと思いました。

かくいう私も、今の自分のレベルでも
これまでよりは「鑑賞」ができたという実感がありました。


さてこの静嘉堂文庫美術館
不勉強ながら、これまで存在さえ知りませんでしたが…
三菱創業家である岩崎家のコレクションを所蔵する美術館です。
三菱商事の株主になると展示の招待券がもらえるとかもらえないとか)

閑静な住宅街にあり、自然豊かな広い緑地の中に佇むこの美術館までの道のりもまた印象的でした。

東急の二子玉川駅からさらにバスで10分ほどと、
けしてアクセスはよくないのですが、足を延ばして行ってみる価値はありです。

最寄りのバス停で降り、美術館の敷地へ入りますが、
しばらく歩道を進みます。

小高い丘の上に建物が見えてきます。
敷地の入り口からはメインの建物が見えないなんて、
イギリス貴族の邸宅のようです。

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↓こちらの建物が静嘉堂文庫。
前庭のツツジがきれいです。

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↓隣接して静嘉堂文庫美術館があります。

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GW期間中はこの前庭でビアガーデンが催されるようですよ♪

機会があればまた訪れたい美術館です。