刀剣鑑賞のポイント(自分用まとめ)
刀剣の鑑賞って、絵画や器など他の美術品より難しくて特殊なんじゃないかと思う。
どこをどう見るか知らないと感想を持ちづらいような。
展示を見に行っても、
「わー刀だー、きれいだー」(アホな子)しか出てこなくて、
大規模な展示なんか行った日にはもう、
鉄の棒がたくさん並んでるようにしか見えなくなってきたりする(目眩)
…のはツラいので少し知識を仕入れることにしました。
私が手に取った記念すべき最初の刀剣関連書は、
「決定版 図説日本刀大全(学習研究社)」。
先日、國學院大学博物館の売店に置いてあったのを見て気になりました。
まだこの本しか知らないので他はわからないですが、
カラー写真たくさんで、図説だけど文章での記載もしっかりあってよくまとまってる印象です。amazonでのレビューも高評価でした。
この本に記載の鑑賞法、刀剣各部の説明などをもとに、
以下、刀を見るときのポイントを自分なりにまとめてみます。
- 反り格好の美しさを鑑賞
美しい日本刀を象徴する姿形の要。
腰反り、中反り、先反り・・・姿は時代を映す
- 樋(ひ)=刀身に掘られた溝
- 刀身の彫物(ほりもの)
- 地鉄(じがね)は国や流派を表す、鍛錬された鉄の肌を堪能
柾目肌、板目肌、杢目肌、綾杉肌、梨子地肌、小糠肌、ざんぐり
- 刃文の変化を観察
直刃(すぐは)は直線的。乱刃(みだれば)は乱れている。
さまざまな種類があり時代や流派で特徴が異なる。
- 帽子(ぼうし)には刀の個性が現れる
鋒(きっさき、刀身の先端)の刃文のこと。
焼が深く、丸く上品に返るのを良しとするが、刀工の癖や技量によって多様。
- 茎(なかご)
銘を確かめる。錆味。鑢目(やすりめ)。