徳川ミュージアム(水戸) ~燭台切光忠に会いに行く~
徳川ミュージアム(茨城県水戸市)へ行ってきました。
JR水戸駅南口から千波湖を越えた奥に佇む、展示室3室の比較的こぢんまりとしたミュージアム。
こちらはあの刀・燭台切光忠を所蔵しています。
我が愛しの刀剣男士育成ゲーム・刀剣乱舞ONLINE、そのプレーヤー、もとい審神者なるものに就任して一年となる夏です。
思えば草創期の本丸で、私の鍛刀にていち早くやってきた最初の太刀、それが燭台切光忠でした。
あれから一年、すっかり仕上がった刀剣男士・燭台切光忠への想いを胸に、そうだ!光忠本霊様にご挨拶に行こう!というわけで、
企画展「水戸徳川家名宝展ー創造ー」で展示中の燭台切光忠を見ることを目的に訪れました。
入り口でチケット購入して(券売機式)、順路通り第1展示室へと向かおうとした廊下の先に…!見慣れたシルエットが…!
光忠だ!光忠がいたよ~!(興奮スイッチ入る)
刀剣乱舞の燭台切光忠パネルが迎えてくれました。
燭台切光忠ほか刀剣類の展示は第3展示室です。
ついに光忠のご本霊様との対面の時。
少し照明を落とした展示室の中に入って行くと右手に…
燭台切とその再現刀、二振並んで展示されていました。
後ろには、廊下に居たのとは別ポーズのパネル燭台切光忠も。
(※徳川ミュージアムは展示品撮影可能なので写真を撮っています)
(刀 燭台切 光忠作)
はわわぁ(*´Д`) これが…燭 台 切 光 忠…!
被災刀であるということは知ってはいましたが、やはりこういった刀は初めて見ました…表面が黒茶色い。
そして印象的な、焼けて溶け流れた金色の”はばき”の部分…
そう、燭台切光忠は焼けた刀だった。そこから再現刀が作られ、今や刀剣登録も認められた刀なのです。(私がそれを知ったのは今年に入ってから。もっと知られてほしい。)
(刀 燭台切 光忠作)
燭台切光忠は、鎌倉時代に備前国の刀工・光忠が製作した刀である。
本品が水戸徳川家所蔵になるまでの来歴は諸説あり、必ずしも明らかではないが、『武庫刀纂』に基づけば、元々は戦国武将の伊達政宗の所有であった。
政宗は自身に反抗的であった小姓を、近くの燭台もろとも斬ったと言う。これが燭台切と言われる由来である。その後、本品は伊達家から水戸徳川家に譲られ、大切に保管されてきたが、大正12年の関東大震災で被災した。その際の火事の高熱で溶けた金色の鎺(はばき)が刀身に付着している。(説明書きより)
( 刀 燭台切光忠 再現作)
そして隣に並ぶこちらが再現刀。
新しく力強く輝いてました。
徳川ミュージアムの「刀剣プロジェクト」で製作、完成(2018年1月)。被災前の姿を2年かけて甦らせたもの。
"製作者・宮入法廣刀匠の魂を込めた再現作の製作にあたり、よりかつての「刀 燭台切光忠」の姿に近づける為、何本もの刀が鍛えられた。三振が最後まで候補として残り、その中から最後に残った一振りに、焼きを入れ、研ぎ、燭台切光忠 再現作となった。″という。
刀剣鑑賞ど素人なので見るといってもどこがどうというより、ただただ同じ空間にいるということに感動してしまいました。
お盆期間中に訪れましたが、意外に(?)空いていて、ゆっくりと見ることができました。
光忠独り占め状態♡に浸ることもできて嬉しかったんですが、ふと…夏休みだというのにこれはいかに…彼の刀の人気はひと段落してしまったのか、もっと賑わってほしい…という気持ちもわきました。
徳川ミュージアムの「刀剣プロジェクト」は水戸徳川家の被災刀すべての刀剣登録を目指して引き続き継続中だそうです。
また徳ミュを訪れるなどして応援したいと思います。ていうか、光忠また会いに来るよ!!
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ミュージアムショップでのグッズ購入も楽しみのひとつ♪
刀剣乱舞の燭台切光忠とのコラボグッズもありました。(グッズ収益の一部は刀剣プロジェクトに寄付される)
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中庭にあるカフェ「ガーデンテラス」が開いていました。
刀剣鑑賞後はこちらで軽食をいただきました。
入り口では紋のネックレスを付けたお洒落な"ねんどろいど光忠くん"たちがお出迎え。
流行りのタピオカとアイスクリームのデザート。
セットの飲み物は燭台切光忠の名前がついたハーブティー(たぶんミュージアムショップで取り扱っている物?)。
カフェの奥にも光忠関連グッズコーナーができていました☆