なまくら茶屋(仮)

なまくら茶屋日記

雅を解したい女子のおでかけ見聞録

とくびぐみフェス@有楽町マルイ

”とくび”こと徳川美術館のイベント「とくびぐみフェス」に行ってきました。

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所蔵刀剣をモチーフにしたオリジナルグッズを展開するとくびさん。
さらなる刀剣ブームの波を乗りこなさんと(?)、今回は多くの新作グッズとイベント会場限定商品を引っさげて東京へと出陣してこられたわけです。

とくびさんのtwitter情報などを見ていてなんというかアツいものと勢いを感じます。
アピールがすごいなと…それがなんだか面白くて、グッズも好みに合うし、フェスと銘打たれたこのイベントも巻き込まれて応援したい気分になっています。

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会場は有楽町のマルイ。
とくびさんと、名古屋には店舗のないマルイの間にどんな接点があったのかは分かりませんが、都内でも他エリアではなく東京駅からもほど近くオフィスも多く集まる有楽町、そして百貨店・デパートではなくマルイという女性向けファッション主体の商業施設を会場に選んだところに、都内のみならず関東近郊からの集客利便性そして20代30代の社会人世代の女性客をターゲットと考えているのかな…と、とくびさんのねらいをなんとなく感じたりした。いや、あるいは特に深い理由はないのかもしれませんが…

さて私がとくびぐみフェスへ向かったのは会期中の2日目。
初日は夕方までの整理券が配られ、夕方以降のフリー入場も1時間半待ちの行列ができたとかの大盛況の様子。
どうなることかと思いましたが都内の気温が一桁台まで下がり冷たい雨の降る悪天候となったこの日は整理券入場者も少なかったのか、午後2時からのフリー入場となりました。
この間隙を狙いすましたかのようにフェスへと行ってまいりました。

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マルイ8階の「とくびぐみフェス」イベントスペースのしつらえ。
シックなカラーの壁に木目調の柱…落ち着いた和の雰囲気で、葵の紋を掲げるにふさわしい品のいい会場づくりになっていて素敵だと思いました。

幸いにもたくさんのお客さんが詰めかける大盛況イベントになったようですが、待機列の形成や誘導、レジ対応など、マルイ側、とくび側ともスタッフさんの対応はスムーズで感じがよかったです。
列の形成、誘導はマルイ側の方がしていたようです。しっかりカードの宣伝も入れてきててそこはもう慣れたものですね。

すこし空いている時間帯に行けたのがよかったのかもしれませんが、会場内でゆとりをもってグッズを見れたし、混乱もなく無事に欲しいものを買えました。

とくびさんとしてはグッズ販売と同時に、というか当然もちろん徳川美術館をPRする目的があると思うんですが…パンフレットなども会場の一角に置いてありましたが、そっちは少し弱かったかも。
レジではばっちりマニュアルどおりにマルイカードのPRとともに、名古屋にも来てくださいって笑顔で言われたのでやっぱりアピールすごいなとは思ったけれど笑

 

そんなこんなで今回購入したものはこちら。

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正直、少し絞り込んだ。
やっぱり可愛いので本当はもうすこし買ってしまいそうだった。

まずは、気になる限定品をおさえる。
とくびぐみフェス会場限定かつ1日200個数量限定の創作和菓子セット、「とくびぐみティータイム」。

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(後藤藤四郎、鯰尾藤四郎、物吉貞宗をそれぞれイメージした創作和菓子3個と後藤藤四郎の菓子切刀剣のセット)

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パッケージは銀の箔プリントで高級感あります。ふたがオレンジ、本体が濃いピンクのツートンカラーもかわいい。

 


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・後藤藤四郎イメージの和菓子〜後藤藤四郎の菓子切り刀剣を添えて

直線的なシルエットに2色の色使い、銀箔がついています。スタイリッシュでモダン、ちょっと力強い印象の和菓子。練り切りは柔らかすぎない食感でほどよい甘さ。
Enjoy with black teaとあったので紅茶をいれてみました。

(サンドイッチのような形…よく知らないけれどシベリアっていうお菓子?をカラーもあいまって連想してしまった。)


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・鯰尾藤四郎イメージの和菓子
ずお玉との再会。こちらはすでに持っていた鯰尾藤四郎の菓子切り刀剣を合わせる。


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・物吉貞宗イメージの和菓子
ふわふわっとした印象。粉砂糖がかかっていて可愛い。
細かく絞り出してちぢれた練り切りをまとめたこのタイプの和生菓子はよく見かけるけど、トップと中にくるみが入ってます。くるみの風味と食感が新鮮。

 三者三様の創作和菓子を楽しませてもらいました。ごちそうさまです。


(以降グッズレビュー追記予定)

 

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邸宅で見るアンティーク着物展


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こちらの展示イベントは以前から定期的に開催されていて気になっていたのですが、ついに見に行く機会を持てました。

今回の会場は肥後細川庭園・松聲閣(東京都文京区)。
四季の花をテーマにトルソー40体分のアンティーク着物コーディネートが展示されており、細かい取り合わせまでとても素敵で眼福でした。


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そしてまた、見に来ているお客さんも大方がおしゃれ着物を着こなした女性が中心で彼女たちの着姿を見るのもまた刺激になりました。

アンティーク〜おしゃれ系の着物をすこし持ってはいるものの着ていくところがないなと思っていたのですが、例えばこんなイベントになら気後れせず着て出かけられるかも…次回は私も、と着物熱が湧き上がりました。


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会場で、着てみたいコーディネートと、また見たいコーディネートのアンケート投票が行われていたんですが、私が選んだのはこれ。

着てみたい↓

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縞の着物が好きなんだよね。

また見たい↓

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右側の妖艶なお振袖です。


こちらは鉄線の花の柄だそうです。

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前日別所で鉄線モチーフの刀の鍔を見たところだったのでなんだかつながりを感じて気になりました。
鉄線て私は知らない花名だったんですが、昔から親しまれていた花だったのかも…

せっかくなので、写真をたくさん載せておきます👘💕


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大刀剣市へ

全国刀剣商業共同組合主催の「大刀剣市」へ初めて行ってきました。

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刀を買うつもりはないんだけども、年に一度の日本最大の展示即売会ということでいろいろ見る目を養うために行ってきました🗡✨

そう!博物館、美術館だけが刀を見る場所にあらず!
慣れてきたら刀剣専門の美術商に行ってみることもおすすめである、と
最近読んだ書籍「日本刀の教科書(渡邉妙子・住麻紀著)」にも大刀剣市のことが紹介されていました。

会場は東京美術倶楽部(東京都港区)。
明治のころから美術品をあれこれしてる老舗っぽいです。
いやわたくし、高尚で老獪な世界へ足を踏み入れてしまうのかとやや緊張。

入場料は2100円で、けっこうしっかりしたカタログが付いてきます。
各店のイチオシ商品が載ってるようで、これだけでも見応えある。

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3階と4階の2フロアの会場に全国より73店舗のブースが並んでいます。
会場内へ入ってみるとかしこまった雰囲気でもなく、けっこう気軽に見て回れる感じでした。
初めて来たど素人の私でしたが、それでも3軒ほど、お店の方と二言三言お話して品物を見せてもらうなどできました(がんばったぞ自分w)!

カタログには長谷部国重の短刀、長谷部の刀(無銘)が載っていました。
掲載はないようでしたが店頭で長谷部国信の脇差が400万円というのを見かけました。(長谷部ばっかり目が行く)
…その他有名どころの刀がたくさんでしたが、いきなり長物を見せてくれというほどにはまだまだ刀の見立ての自信はないので、自然、短刀やら鍔に目が行ってました。

鍔を見る

鍔もたくさんあって、かわいい感じのもありまして。
めくるめく鍔の世界に目覚めてしまったかも… 
とあるお店で気になったものをケースから出して見せてもらいました。(写真は許可を得て撮りました)
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やっぱりこういうのに目がいっちゃうよね、金が入っててね☆
(他のお店ではこういうのは素人好み、玄人はもっとシンプルな図象で地鉄の質がよく黒みの美しいものを選ぶって言われてしまったけど💦)

これは何のお花か伺うと鉄線の花ということでした。
鉄線(あるいは鉄仙)の花ってなじみがなかったので後で調べてみたら、クレマチスの類でつるがしっかりとしていることから「甘い束縛」なんていう花言葉もあったりした…

よく見ると細かい地模様の細工も入ってる。なかなか芸が細かいです。
手にとってみると、あーこれ!かわいい、なんかしっくりくる~…欲しいなと思ってしまったけどそこはやはりいいお値段なので冷静に。
鍔の価格帯は10万円台〜20万円台を中心にたまに数万円のものもありました。

 ***
大刀剣市、お客さんはやはり年配の男性が多めかな。あと印象に残ったのは欧米人の方がちらほらいました。

お店もいろいろでOL風の女性スタッフさんがいたり、気軽に話しかけてきてくれるおじさん(捕まると話が長そうでもあった)がいるところもありました。

もし刀剣を購入するなら、まずはこういうイベントで合いそうなお店、話しやすい店員さんがいるお店などを把握していろいろ情報収集するのがいいかもしれません。
 
↓会場内で職人さんによる銘切り実演をしていました。初めて見た~👀
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有料で好きな文字を切ってくれてキーホルダーなどにできるようです。
私は特に希望の言葉が浮かばなかった(おい!)ので、またの機会にしようと思いました。
次回はさらに刀剣の知識を付けて足を運びたいですね。

全国刀剣商業協同組合(全刀商)公式サイト
https://www.zentosho.com/daitoukenichi/
 
 

日本刀の教科書(渡邉妙子・住麻紀著)

徳川ミュージアム(水戸) ~燭台切光忠に会いに行く~

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徳川ミュージアム茨城県水戸市)へ行ってきました。

JR水戸駅南口から千波湖を越えた奥に佇む、展示室3室の比較的こぢんまりとしたミュージアム
こちらはあの刀・燭台切光忠を所蔵しています。

我が愛しの刀剣男士育成ゲーム・刀剣乱舞ONLINE、そのプレーヤー、もとい審神者なるものに就任して一年となる夏です。
思えば草創期の本丸で、私の鍛刀にていち早くやってきた最初の太刀、それが燭台切光忠でした。


あれから一年、すっかり仕上がった刀剣男士・燭台切光忠への想いを胸に、そうだ!光忠本霊様にご挨拶に行こう!というわけで、
企画展「水戸徳川家名宝展ー創造ー」で展示中の燭台切光忠を見ることを目的に訪れました。

入り口でチケット購入して(券売機式)、順路通り第1展示室へと向かおうとした廊下の先に…!見慣れたシルエットが…!

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光忠だ!光忠がいたよ~!(興奮スイッチ入る)
刀剣乱舞の燭台切光忠パネルが迎えてくれました。

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燭台切光忠ほか刀剣類の展示は第3展示室です。
ついに光忠のご本霊様との対面の時。

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少し照明を落とした展示室の中に入って行くと右手に…

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燭台切とその再現刀、二振並んで展示されていました。
後ろには、廊下に居たのとは別ポーズのパネル燭台切光忠も。
(※徳川ミュージアムは展示品撮影可能なので写真を撮っています)

 

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 (刀 燭台切 光忠作)

はわわぁ(*´Д`) これが…燭 台 切 光 忠…!

被災刀であるということは知ってはいましたが、やはりこういった刀は初めて見ました…表面が黒茶色い。

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そして印象的な、焼けて溶け流れた金色の”はばき”の部分…

そう、燭台切光忠は焼けた刀だった。そこから再現刀が作られ、今や刀剣登録も認められた刀なのです。(私がそれを知ったのは今年に入ってから。もっと知られてほしい。)

(刀 燭台切 光忠作)

燭台切光忠は、鎌倉時代備前国の刀工・光忠が製作した刀である。
本品が水戸徳川家所蔵になるまでの来歴は諸説あり、必ずしも明らかではないが、『武庫刀纂』に基づけば、元々は戦国武将の伊達政宗の所有であった。
政宗は自身に反抗的であった小姓を、近くの燭台もろとも斬ったと言う。これが燭台切と言われる由来である。その後、本品は伊達家から水戸徳川家に譲られ、大切に保管されてきたが、大正12年の関東大震災で被災した。その際の火事の高熱で溶けた金色の鎺(はばき)が刀身に付着している。(説明書きより)

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( 刀 燭台切光忠 再現作)

そして隣に並ぶこちらが再現刀。

新しく力強く輝いてました。

徳川ミュージアムの「刀剣プロジェクト」で製作、完成(2018年1月)。被災前の姿を2年かけて甦らせたもの。

"製作者・宮入法廣刀匠の魂を込めた再現作の製作にあたり、よりかつての「刀 燭台切光忠」の姿に近づける為、何本もの刀が鍛えられた。三振が最後まで候補として残り、その中から最後に残った一振りに、焼きを入れ、研ぎ、燭台切光忠 再現作となった。″という。

 

刀剣鑑賞ど素人なので見るといってもどこがどうというより、ただただ同じ空間にいるということに感動してしまいました。

お盆期間中に訪れましたが、意外に(?)空いていて、ゆっくりと見ることができました。

光忠独り占め状態♡に浸ることもできて嬉しかったんですが、ふと…夏休みだというのにこれはいかに…彼の刀の人気はひと段落してしまったのか、もっと賑わってほしい…という気持ちもわきました。

徳川ミュージアムの「刀剣プロジェクト」は水戸徳川家の被災刀すべての刀剣登録を目指して引き続き継続中だそうです。
また徳ミュを訪れるなどして応援したいと思います。ていうか、光忠また会いに来るよ!!

ameblo.jp

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ミュージアムショップでのグッズ購入も楽しみのひとつ♪

刀剣乱舞の燭台切光忠とのコラボグッズもありました。(グッズ収益の一部は刀剣プロジェクトに寄付される)

 

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中庭にあるカフェ「ガーデンテラス」が開いていました。
刀剣鑑賞後はこちらで軽食をいただきました。

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入り口では紋のネックレスを付けたお洒落な"ねんどろいど光忠くん"たちがお出迎え。

 

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光忠ハーブティーセット」(期間限定)

流行りのタピオカとアイスクリームのデザート。
セットの飲み物は燭台切光忠の名前がついたハーブティー(たぶんミュージアムショップで取り扱っている物?)。

 

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カフェの奥にも光忠関連グッズコーナーができていました☆

 

「水戸徳川家」のまとまった史料がみられる唯一の博物館 » 公益財団法人 徳川ミュージアム

速水御舟展(山種美術館)

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山種美術館日本画専門の美術館…
日本画わからないんだけど、速水御舟の「炎舞」という作品が気になって行ってきました。

梅雨明け前に行っておけばよかった…
暑い中、炎の絵を見に行ったわけです。

でもこの絵は、なんだか怖い感じで涼しくなりますね。。
こういう絵、好きだったりする(物騒)。

「炎舞」と同じくらい楽しみにしていたのが、併設のミュージアムカフェ。
ここで出される和菓子はこだわりがあって、展覧会ごとに出品作品からモティーフを選んで作られる完全オリジナルだそうです。

悩んだけど、やはり炎舞モティーフのお菓子“ほの穂”とお抹茶いただきました。

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